HSPと知ってから何が幸せかを見つけられた話

最近ではメディアで取り上げられる機会も増え、知っている方も多いと思う。

HSPというのは簡単に言うと、人より 繊細 な人の事をいう。

 

私は会社員として働いてきたが、ずっと自分は人とは違うと感じていた。

 

何が違うのか?。。。

 

簡単に言ってしまうと、ストレスを感じやすいという事。

人が多い場所や会議、一緒に働く人がイライラしている時、初対面の人と接する時等、書き出すときりがないが、周りの人からしたら何とも感じない場面でも私には凄くストレスになっていた。

 

私の仕事は飲食サービス業だったが、これはHSPの人にとっては向かない仕事なのではないかと今振り返ってみて思う。

 

接客業、月に1度の会議、定期的に行われる飲み会、どれをとってもHSPの人が疲れてしまう環境がここにある。

 

最近でこそHSPという言葉が広く知られるようになったので、これを自覚する人も増えてきたはずだ。

私もその中の1人で、HSPという事を知ってから、自分はそういう性格ではなくて性質なのだと割り切る事が出来た。

 

これまでは内向的な性格と周りや上司から捉えられ、克服するように言われたり、嫌味を言われる事もあった。

 

しかし、この言葉を知ってからかなり気が楽になり、生きて行く事にも少し楽な気持ちになれた。

 

意外と思われるかもしれないが、私がそれを一番実感する時は休みの日である。

今迄は休みの日は、どこか出掛けなくてはと常に思っていた。

1日中家に居るなんてだらしない。

と勝手に自分で自分の行動を決めつけていたからである。

 

しかし、HSPだと知り徐々に私もそういう人間もいるのだと胸を張れるようになってからは休みの日に出掛けなくてはいけないという考えが完全に消えた。

 

いつも仕事で昼頃に出勤し、帰ってくるのは午前2時を過ぎる。仕事は常に立ち仕事で休憩がない時も多々ある。接客もし、アルバイトの子にも常に指示を出しながら働く。

休日出勤する事もある。

 

この状態で休みの日も、人がいる場所に出かけたり、飲みに行く約束もしていたら、精神的に休まる時間等ない。

もちろんHSPの人でも、アウトドアの方もたくさんいるし、人と接する事にストレスを感じない人もたくさんいる。

しかし、私は自分がHSP診断をして非常に強いHSPの可能性があると判定されて以来、休日は用事がなければ基本的に外出しない様になった。そうしてから休日にストレスを感じる事は全くなくなった。

 

家に居ると言っても、家の中で自分のやりたい事をやっているのでとても幸せなのである。朝起きてゆっくりと新聞を読み、好きな本を読み、Twitterを見たり、YouTubeをみたり録画したテレビを見たりする。それらの時間を過ごしている時こそ私は心の底から幸せだと感じた。

今迄には感じた事もなかった気持ちだった。

 

 

余計なものを削ぎ落せば楽に生きれるのかもしれない と言うのを人生の折り返し地点を過ぎてから気付いた。

 

生きづらいと思っている人はHSP診断をおすすめする。