強迫性障害を抱えた私の行動
私は強迫性障害だ。
強迫性障害とは。。。
自分でもつまらないことだとわかっていても、そのことが頭から離れない、わかっていながら何度も同じ確認をくりかえしてしまうことで、日常生活にも影響が出てきます。意志に反して頭に浮かんでしまって払いのけられない考えを強迫観念、ある行為をしないでいられないことを強迫行為といいます。たとえば、不潔に思えて過剰に手を洗う、戸締りなどを何度も確認せずにはいられないといったことがあります。
私の場合は戸締り等を何度も確認せずにはいられない という確認行為が該当する。
具多的に家を出る時にこの症状が現れる。
また、私は飲食店に勤めていたので仕事が終わり最後に店を出る時にも症状が出て来る。
仕事に行くために、朝家から出る時に
- ベランダのドアの戸締りの確認
- エアコンを消したかどうか
- お風呂場の水道が止まっているか
- 洗面所の水道が止まっているか
- 冷蔵庫の扉は閉まっているか
- ガスはきちんと消してあるか
- 家を出た際に、鍵がかかっているか何度も扉を引き、閉まっている事を確認する
これらの事を何度も何度も確認しないと家から出れない。
自分でも確認したと頭でわかっているのに確認したそばからまた何度も確認しなければ気が済まない。
酷い時はこれらの「確認行為」が20分以上かかる事もある。
家を出て早く仕事に行かなければならないのに、20分ここで時間をとられるのである。朝ごはんも食べ、身支度も済ませ、後は家を出るだけなのに、中々家から出る事ができないのである。
最近自分でも気付いたのだが、急いでる時と寝不足の時にこの「確認行為」は余計に酷くなる。
確認したとわかっているのに、止められない。そんな自分が一番苦痛に感じ、ストレスを抱えている。
また、お店を出る時の方が更に酷い。
7階の建物の4階にテナントで入っていたのだが、お店の場合は戸締り1つとっても責任が違う。
水道、ガス、グリラー(焼き物を焼く台)、食洗器、冷蔵庫冷凍庫、等を確認するのだが、万が一ガスを閉め忘れて火災になり、全部のテナントに火がいってしまい、営業できなくなった場合、その損害額は大変な事になる。会社も払えない額なので倒産し私にも一生かけても払えきれない損害賠償を請求されるだろう。等と考えてしまうのである。
だからいつも早くに仕事が終わっても、30分は「確認行為」で店から出られなかった。
最悪の事を自分の頭の中で想像してしまうのである。
その行動を見た一部の従業員は異様な行動だと思った事だろう。
変な人なんだと思った人もいるはず。
しかし、私にはこれが止められないのである。
この病気は
発症には、性格、生育歴、ストレスや感染症など、多様な要因が関係していると考えられていますが、なぜ強迫性障害になるのか、原因ははっきりとはわかっていません。
との事。未だに原因がわかっていない病気なのである。
しかし、治療すれば直す事のできる病気らしい。
私が思う事は、解決したいと言うよりも、原因を知りたい気持ちの方がある。
何故自分がこうなってしまったのか。何がきっかけだったのか。
感染症という原因も考えられるみたいだが、私の今の感覚で言うと幼少期の何かしらの影響の末にこうなってしまうのではないかと推測している。
不確定なのでその根拠はここにはまだ書かないが、幼少期に何かしらの影響を受けてしまった人に陥りやすい病気なのではないかと思っている。
いずれにしても、近い将来原因が解明されて今よりもっと治療が進んだ世の中になってほしい。
単純計算で毎日10分確認行為をしていたら1ヶ月で300分。時間にすると毎月5時間はこの確認行為に時間を取られている事になる。
人生から時間が削り取られてるのである。
私も少しずつ治療を行い、5年後にはすぐに家から出られる人生になっていたい。